講座内容

京都府リカレント教育推進機構

【龍谷アカデミックプラザ】つながり合う世界-華厳から読み解く仏教と現代社会-

龍谷大学の公開講座「龍谷アカデミックプラザ」では、市民の知的探究心に応える多彩な講座を開講しています。
本講座では、『華厳経』に基づく華厳思想を手がかりに、人と人、人と社会、自然とのつながりを仏教的視点から読み解き、現代社会を生きるための智慧についてわかりやすく学びます。
対面・オンライン受講可。

講座の詳細情報

大学・団体名(主催)
龍谷大学龍谷エクステンションセンター
開催日時
2026年02月12日 11:00~12:30
開催形式詳細
本講座は、対面方式とオンライン方式を併用したハイブリッド形式にて実施いたします。
また、対面・オンライン受講を問わず、講座の録画を後日視聴できるオンデマンド(見逃し)配信を行います。
講座開講の約1週間後に視聴用URLをメールでお送りします。配信期間中(約1カ月間)は、何度でもご視聴いただけます。
会場
対面:龍谷大学深草キャンパス WEB:参加者に別途URLをお送りします。 
受講料
有料
受講料金
7,920 円
受講条件
講座内容に興味・関心のある方、大学で学びたい方。
講師名
吉田 叡禮(龍谷大学文学部 特任教授)
博士(仏教学)。臨済宗妙心寺派観音寺住職。
専門は東アジア仏教(華厳学・禅学)。華厳学・禅学を中心に東アジア仏教を思想史的視点から研究している。
また、禅・真言密教・修験道・古武道などに共通する心身の調え方に関心をもつほか、誰でも気軽に来て安らげるお寺を目指し、仏の教えにつながる一般向けの様々な活動を行っている。
著書に『神会の語録』(共著、禅文化研究所)、「興隆・発展する仏教」(共著、『新アジア仏教史』第七巻 中国Ⅱ隋唐 佼成出版社)、『新国訳大蔵経 中国撰述部①―1華厳宗部』「法界玄鏡」(共著、大蔵出版)など。
講座種別
地域・社会に貢献する
分野
その他 
募集期間
2025年12月24日~2026年02月09日
定員
50名
期間
全4回(2月12日、2月19日、2月26日、3月5日)
身に付けられる能力、知識、技術、技能
華厳思想の基礎を理解することで、仏教的な世界観を把握する力や、人・社会・自然の関係を「つながり」として捉える思考力、現代社会を多角的に考えるための視点を身に付けていただけます。
受講決定方法
先着順
広報媒体
https://recurrentnavi-kyoto.com/wp-content/uploads/2025/12/つながり合う世界.pdf
説明文
【講座概要】
 孤独社会ともいわれる現代社会において、人は他人や社会や自然環境とどのようにつながり、関わっていけばいいのでしょう。そのなかで仏教はどのようにその価値を発揮するでしょう。
 ここに『華厳経』というお経があります。『華厳経』に基づき中国で大成したのが華厳思想です。そこに表わされる世界観や生き方は、大乗仏教の極致とうたわれ、東アジア社会に広く浸透し、思想や文化の底流をなしてきました。
 華厳とは、花々で飾られた世界のこと。さまざまな花が無限に関わり合い、融け合い、互いに生かしあい、成立しあっている、そんな世界観や生き方が、華厳という言葉で表現されています。そしてその花々とは、実は私たち自身のことなのです。
 この講座では、日本文化にも多大な影響を与えた「華厳」について平易に解説しながら、その現実化といえる「禅」にも言及して、とかく生きづらい現代社会を、自在に闊歩できる智慧について考えていきたいと思います。

【講座進行】
■第1回 2月12日(木)11:00~12:30
「性起」-本質と作用-
生きているだけでいい?生きるとは?真の価値とは?

■第2回 2月19日(木)11:00~12:30
「四つの法界」-ひとつの心が描きだす様々なすがた-
個と全体、個々と個々との妨げ合わない関係。

■第3回 2月26日(木)11:00~12:30
「相即・相入」-事事無礙の世界観-
重重無尽につながりあい融け合う存在と存在を、六つの角度から考える。

■第4回 3月 5日(木)11:00~12:30
「信と行願」-菩薩として生きる-
・善財童子の求法の旅に学ぶ、本当の自分らしい生き方。

【キャンセルについて】
キャンセルについてはお受けいたしかねます。
なお、入金された受講料は返金できませんので、ご了承ください。