講座内容
京都府リカレント教育推進機構
対人援助の現代的課題-広がりと深まりのなかで考える多職種連携-
この講座では、医療・福祉・教育など多職種が連携し、人の安寧と幸福を支える「対人援助」の実践と知を学びます。実践・学問・臨床が交差する最前線の学びを通して専門職の視野を広げ、現代社会の課題に応答できる力を養います。3年間続いた本講座は最終年度を迎え、これまでの集大成として学び続ける社会人に新たな知見を提供します。
講座の詳細情報
- 大学・団体名(主催)
- 京都市・大学コンソーシアム京都
- 開催日時
- 2025年10月01日
- 開催形式詳細
- ・オンデマンド講義[全9コマ]
- 会場
- オンデマンド
- 受講料
- 有料
- 受講料金
- 9,000 円
- 受講条件
- ●教師、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士、公認心理師、医師、保健師、看護師、管理栄養士、保育士、司法関係者など対人援助の職にある方
●企業の人事・総務などヒューマンサービスに関係する担当者
●ボランティアコーディネーターなどNPO・NGOで活躍する方
●これらの分野の人材育成に関わる大学教職員
- 講師名
- 黒瀧 安紀子 氏(京都橘大学 看護学部 准教授)
徳永 祥子 氏(立命館大学/早稲田大学 客員研究員/セラピューティックライフストーリーワークジャパン代表)
斎藤 真緒 氏(立命館大学 産業社会学部 教授)
西井 開 氏(立教大学大学院 社会デザイン研究科 特任准教授)
長坂 桂子 氏(京都橘大学 看護学部 准教授)
井戸 由美子 氏(京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 教授)
西谷 裕子 氏(弁護士・大阪弁護士会所属 リバティ総合法律事務所)
丸一 俊介 氏(在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンター長 障害福祉サービス事業所ほっとハウス所長 精神保健福祉士・公認心理師)
朴 希沙 氏(在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンターカウンセラー 臨床心理士・公認心理師)
中鹿 直樹 氏(立命館大学 総合心理学部 教授)
- 講座種別
- 地域・社会に貢献する
- 分野
- 医療・福祉 社会貢献
- 募集期間
- 2025年09月01日~2025年12月26日
- 定員
- 定員なし
- 期間
- 2025/10/1 (水) - 2025/12/31 (水)
- 課程の目的・概要
- 多様な現代社会の課題に応答するため、医療、看護、教育、心理、福祉、司法など、伝統的な職域に分けられている諸分野では、多職種が連携・協働した取り組みが要請されています。それは支援のニーズが複雑になってきているからです。各分野の諸実践を「対人援助」として統合し、人間の可能性を探るフロントラインの知に学びます。各分野の専門家による講義を通じ、複合的な課題を抱える個人への支援において不可欠となる「多職種連携」の重要性を深く理解し、自身の専門性を超えた連携・協働を実践するための視点と知識を深めることを目指します。
- 対象とする職業の種類
- 本講座は、対人援助領域の専門職(実務家)を対象としています。
・教師、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士、公認心理師、医師、保健師、看護師、管理栄養士、保育士、司法関係者など対人援助の職にある方
・企業の人事・総務などヒューマンサービスに関係する担当者
・ボランティアコーディネーターなどNPO・NGOで活躍する方
・これらの分野の人材育成に関わる大学教職員
- 身に付けられる能力、知識、技術、技能
- 各分野の専門家による講義を通じ、要支援者のニーズを見定め、複合的な課題を抱える個人への支援において不可欠となる「多職種連携」の重要性を深く理解し、自身の専門性を超えた連携・協働を実践するための視点と知識を深める
- 学習内容
- ●オンデマンド講義[全9コマ]
◆テーマ:誰一人置いていかない。対人援助職の災害への備え
◆講 師:黒瀧 安紀子 氏(京都橘大学 看護学部 准教授)
◆テーマ:特別養子縁組後支援とライフストーリーワーク
◆講 師:徳永 祥子 氏(立命館大学/早稲田大学 客員研究員/セラピューティックライフストーリーワークジャパン代表)
◆テーマ:ケアラーの葛藤によりそう支援とは何か-ケアリング・ソサエティにつながる支援のあり方を考える-
◆講 師:斎藤 真緒 氏(立命館大学 産業社会学部 教授)
◆テーマ:アクティブ・バイスタンダーとは何か?~差別やハラスメントの場面を見た時に~
◆講 師:西井 開 氏(立教大学大学院 社会デザイン研究科 特任准教授)
◆テーマ:プレコンセプションから産後ケアまで、つなぐ支援・途切れる支援:現場のリアルを読み解く
◆講 師:長坂 桂子 氏(京都橘大学 看護学部 准教授)
◆テーマ:栄養学的見地から考える『食』を通した心身の健康と対人援助
◆講 師:井戸 由美子 氏(京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 教授)
◆テーマ:刑事裁判における「治療的司法」の取組み~現場の最前線の事例報告~
◆講 師:西谷 裕子 氏(弁護士・大阪弁護士会所属 リバティ総合法律事務所)
◆テーマ:多文化カウンセリングとマイクロアグレッションⅡ~最新の実態調査とマジョリティの抵抗に焦点を当てて~
◆講 師:丸一 俊介 氏(在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンター長 障害福祉サービス事業所ほっとハウス所長 精神保健福祉士・公認心理師)、朴 希沙 氏(在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンターカウンセラー 臨床心理士・公認心理師)
◆テーマ:行動的QOL拡大を支援する対人援助
◆講 師:中鹿 直樹 氏(立命館大学 総合心理学部 教授)
- 社会人が受講しやすい工夫
- オンデマンド受講
- 受講決定方法
- 先着順
- 説明文
- 生きにくい社会になりつつあるように思います。多様な災害にも備えなければなりません。こうした現代社会の課題に応答するため、人間の安寧と幸福を実現する社会課題に取り組む諸実践が進みつつあります。医療、看護、教育、心理、福祉、司法など、伝統的な職域に分けられている諸分野では、多職種が連携・協働した取り組みが要請されています。学術分野でも、新しい領域への挑戦があります。これらを「対人援助」として統合し、人間の可能性を探るフロントラインの知に学びます。実践・学問・臨床が交差する知の展開です。専門職者の視野を広げます。3年間のプログラムとして継続をしてきた本講座も今年度が最終年。その集大成として、これまで受講された方にも、さらなる学びをお届けします。学び続ける社会人の皆様、受講をお待ちしています。