講座内容

京都府リカレント教育推進機構

防災と減災のためのリスクマネジメント ―助かることと助けることのあいだを結ぶ―

この講座では、災害を防ぐという防災の観点に加えて、災害発生時の被害が減る「減災」社会の実現に向けた工夫を誰もが重ねていくための発想と知識と心構えを身につけることを目指します。職場で、家庭で、また旅先などで、自らが助かり、他者を助けることができる知恵を共に学び、深めましょう。

講座の詳細情報

大学・団体名(主催)
大学コンソーシアム京都・京都市
開催日時
2025年09月27日 13:30~15:00、15:15~16:45
開催形式詳細
・講義全8回/オプション「防災まち歩きワークショップ」1回
・全8回セットでの受講を推奨しますが、1回単位での受講も可能です。
・ハイブリット開催の講座です(会場受講/オンライン受講)。
・講義回によって「会場」「オンライン」を選択したい場合には1回単位でお申し込みください。
・オプションの「防災まち歩きワークショップ」は会場受講のみ、単体での受講は不可、講義と別で申込が必要です(詳細は9/27(土)の第2回講義で案内)。
会場
キャンパスプラザ京都2階 第3会議室 ※オプションの「防災まち歩きワークショップ」は先斗町界隈
受講料
有料
受講料金
8,000 円
受講条件
社会人(業種・職種・専門知識の有無は問いません。)
会社員、公務員、大学教職員、ボランティアスタッフ等へ受講を推奨します。
講師名
立木 茂雄 氏(同志社大学社会学部教授)
山口 洋典 氏(立命館大学共通教育推進機構教授)
松田 曜子 氏(京都大学防災研究所准教授)
太田 興 氏(防災寺子屋・京都代表)
金 度源 氏(立命館大学 理工学部准教授)
泉 朋子 氏(立命館大学 情報理工学部教授)
諌山 憲司 氏(明治国際医療大学 防災救急救助研究所/保健医療学部教授)
渥美 公秀 氏(大阪大学大学院 人間科学研究科教授)
講座種別
地域・社会に貢献する
分野
土木・建築  教育  医療・福祉  社会貢献  その他 
募集期間
2025年08月22日~2025年12月08日
定員
138名
期間
全8回講義、4日程(9/27(土)、10/25(土)、11/29(土)、12/13(土))
身に付けられる能力、知識、技術、技能
・防災と減災の概念の違いについて説明することができるようになる
・大規模災害の発生時に自らが助かる方法を理解し備えることができるようになる
・助かった生命が失われることのないように他者を助けるための知識と能力と素養が磨かれる
学習内容
第1回
日時:9/27(土)13:30~15:00
テーマ:インクルーシブ防災
タイトル:誰一人取りのこさない防災とは

第2回
日時:9/27(土)15:15~16:45
テーマ:行動の選択
タイトル:あなたならどうする?

第3回
日時:10/25(土)13:30~15:00
テーマ:避難行動
タイトル:「自らの命をお互いに守りあう」避難について

第4回
日時:10/25(土)15:15~16:45
テーマ:自主防災
タイトル:地域住民だからこそ可能な「立ち向かう防災」
講師:太田 興 氏(防災寺子屋・京都代表)

第5回
日時:11/29(土)13:30~15:00
テーマ:レジリエンス
タイトル:歴史的な町並みから学ぶ、そして備える

第6回
日時:11/29(土)15:15~16:45
テーマ:情報システム
タイトル:わがこと意識を喚起する情報提示デザイン

第7回
日時:12/13(土)13:30~15:00
テーマ:BCP(事業継続計画)
タイトル:生命と生活と生計を守るための計画(LCP)づくりの視点

第8回
日時:12/13(土)15:15~16:45
テーマ:ボランティア
タイトル:被災地のリレーのグループ・ダイナミックス
社会人が受講しやすい工夫
オンライン受講可
1回単位での受講可
受講決定方法
先着順
広報媒体
https://recurrentnavi-kyoto.com/wp-content/uploads/2025/09/2025「防災・減災」チラシ.pdf
説明文
災害多発時代という表現を随所で見るようになりました。そもそも日本は「災害列島」であるとして、過去の災害の課題や教訓に学ぶ必要を訴える記事などもあります。とかく災害は天災か人災かの区別で語られる場合が多いものの、2011年の東日本大震災が発災した直後には哲学者の梅原猛さんが「文明災」という観点を提示し、新しい価値観で将来を展望する必要があると説いています。
そこでこの講座では、災害を防ぐという防災の観点に加えて、災害発生時の被害が減る「減災」社会の実現に向けた工夫を誰もが重ねていくための発想と知識と心構えを身につけることを目指します。職場で、家庭で、また旅先などで、自らが助かり、他者を助けることができる知恵を共に学び、深めましょう。